かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「生徒はいて当たり前」ではない・・・

明日の運動会を控え、本日は雨。色々と対策を考え実施するかしないかは、管理職や体育科などと相談して、明日の朝7時の段階で決めることになりました。

 そんな流れを生徒にも伝える段取りも朝確認をしました。そしたら、11時くらいでしょうか、地域の方から電話がありました。

 「すみません。明日は運動会を実施しますか?」という質問でした。「すみません。その決定は明日になります。」と私はこたえました。すると「そうなですね。私の家は飲食関係で、もし運動会をする場合、人が多くなる傾向があります。だから、仕入れの量を増やそうと考えているんです・・・。」と、連絡をしてくださった理由がわかりました。

 異動した学校の近くには、大きな商店街があります。その商店街に面している飲食関係のお店からの連絡だったのです。確かに、土日はメインストリートは自転車の速度を落とさないといけないくらいの人数になりますので、運動会によって人の動きが変わるとなると、そりゃ実施するかしないかは、気になりますね。

 そんな電話を受けたもんだから、一般の企業や商売をする人は、まずは人を集めることを考えないといけないんだなぁ、ということに気づかされました。我々、公立中学校は、集客のことを気にしなくてもある程度生徒は集まるので、人を集める必要性はありません。ただ、最近は学校を見捨てる子どもも増えてきています。だからこそ、「生徒はいて当たり前」ではないんですね。しかも、「多様で多数の人」が集まるコミュニティーですので、その利点を活かした教育活動をしたほうがいいのにな、、、と思いながら、商店街の近くにある学校ならではの経験をしました。

 しかし、明日は何とか運動会できないかなぁ・・・・。心配してたら、息子と娘が、がてるてる坊主をつくってくれました。