かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

広域通信制への進路選択「も」ありです・・・

「Society5.0に向けた進路指導」の読書会に参加をしました。今回は、著者である先生を交えて対話をする会であったので楽しみであるのと同時に、どんな内容にフォーカスするのか興味と持ちながら拝聴しました。

 というのも、事前に読み直しましたが、この本の中身は大切だなぁ、そうなんだ、、、、と思うところ満載だったからです。実際に会が始まると、「広域通信制の現状からこらからの教育について」という内容での提供でした。なるほど、そういうことか・・・、と納得です。「高校の数の推移」のグラフを見ながら、全日制の高校数が減少しているが、通信制の高校が増加しているということ。N高等学校、その他の選択肢についての紹介がありました。

 ブレイクアウトルームでの対話では、やはり自分にはない視点での対話は楽しいです。

 〇 自分は広域通信制の知識はあるが、現場はまだまだであるということ

 〇 N高等学校などの広域通信制を選択する理由が、やりたいことをやるための時間を有効に使いたいという、積極的に進路を選ぶ生徒が増えているということ

 〇 広域通信制は万能ではない。すべての生徒が、そこに行って成功するというわけではない、とうこと。下手な公立に行くよりもマシということ

 〇 広域通信制を選択する生徒が増えると、内申を取ることに必死にならなくなってくる。中学校の授業の内容に魅力を感じないと、授業が成立しなくなる可能性があるのではないか。

 

 大切なのは、子どもが自分の意志で進路を選ぶことができるようにしておくこと。そのためには、保護者でもある自分が正しい知識をもち、選ぶ能力をつけることではないかと思いました。自分の子どもの進路を考えた時、広域通信制を選択肢にいれて話をしたり、今までの学歴モデルが崩れているということも伝えていこうと思いました。未来に「あたり」はわからないけれど、「はずれ」はわかります。何も考えないで周りと一緒にしていくのはその時は楽だけど、後は大変ですしね・・・。

 色んな人に読んでもらいたい、特に我々保護者世代に読んでもらいたい本だと感じました。ありがとうございました。