かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

小学4年の息子のほうが・・・

 

 今日、自分の家で、2者間のある知識や技術のレベルが離れれば離れるほど、それを伝達するのは難しいという理論(「エキスパート・ノービス」研究)を目の当たりにしました。

 

 娘が元素記号に関するテストがあるというので、一緒に覚えることになりました。やりながら、娘が「覚えられないよ・・・。そもそも何で水は水素原子2つと酸素原子1つでできているの?」と聞かれました。

 私は、「うーん、だって、水を電気分解すると水素と酸素の割合が2:1だから・・・」なんて説明しましたが、「んぁ・・・そうなの?」という娘の反応。そしたら、息子が、「カードゲームでやればわかるよ。だって、ここに書いてあるよ。酸素は手が2つあって、水素は手が1つなんだよね。」とカードゲームを持ってきました。そしたら、「あーホントだ。なるほど、覚えやすいわ。」ですって、、、、。

 小学校4年生の息子の説明?のほうが、娘にとっては分かりやすかったみたいです。

 

 知識や技能が熟達すればするほど、それを説明する能力が失われていく・・・。

 一斉指導の教師による説明は、すべての生徒に分かりやすいものなのでしょうか?と思ってしましました。一斉授業の限界をさらに再認識しました。