新しいクラスでの『学び合い』の授業が軌道に乗ってきました。授業を始めるときは、前回の振り返り（今のところ、「わからない」と言えるクラスっていいね、など褒めるようにしています）その後、その日の課題の説明を５分程度行い、「クラス全員が課題を理解できることをクラス全員で目指し、そのために一人一人ができることをしよう」という内容のことを、表現を変えて語ります。
本日の授業の出来事です。約30名の生徒を見とるには、机間巡視をしないで、黒板を背に全体が見えるような場所に立つようにしています。一斉授業の時の視野に比べると、よく生徒の動きが見えます。よく見るものだから、どうしてもさぼる２～3人の生徒に目が行ってしまいます。残りの27人は、課題に取り組んでいるのですが‥‥。
今までだったらその生徒を注意していたのですが、今日はちょっと我慢してジーっと見たり、その周りの人を見るようにしました。真面目な生徒は、私の視線に気づいてくれました。そして、授業終了5分前、当然全員達成はできていません。
そこで最後の語りの時に、達成できていない生徒の人数を確認しながら「全員時間内に達成できなかったですね。全員達成のために全員が一人一人すべきことをしていただろうか？」とクラス全員に語りました。そして、「自分さえよければ」という考えが、得にはならないことも付け加えて、「次回は期待します」という形で終わりました。さあ、来週はどうなることやら、楽しみです。
