かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

1800秒の価値

 午後8時30分から9時。時間にすると30分、1800秒。この時間は、私が今日の夕食後娘の話をきいた時間です。この期間、ずーっと娘はしゃべり続けていたのです。娘に対し、よく話し続けたなぁと娘をすごいと思いましたし、よく付き合ったなぁとも思いました。

 食後、娘と片付けをした後に「ちょっと聞いてくれる?」ということになり、何だか重たい話かなぁ、と構えて聞くことにしました。友達関係のこと?勉強のこと?、それともまだ他にあるのかな?、、、、と、色々なことを想像してしまいました。

 ところが、娘の第一声は、「おジャ魔女どれみって知ってる?」という、私と無縁のアニメの話でした。かなり肩透かしをくらいました。さらに、「ももこ、はづき、どれみ、あいこ、おんぷ、ってね・・・・」、と訳の分からない言葉が怒涛のように攻めてきます。ちょっと昔の私だったら、「トイレに行くわ・・・」と言ってその場を去っていたと思います。でも、娘の目的は“話をきいてもらうこと”、と感じたので、気持ちよく話をしてもらえるよう、言葉がけを工夫してみました。もちろん、娘と話すのは楽しいし、嬉しいからでもあります。

 その工夫とは、中村文昭さんから教えてもらった「すごいね。なるほどね。面白いね。」の3つを軸として発することです。さらに、「〇〇なんだね。〇〇ってこと?」のように、娘が話をしたことを聞き返すようにもしました。これが結構、娘にとってはよかったようで、話し終わった後、「満足した」と、話し切った感はあるようでした。

 娘の学校は現在オンライン授業をしていますが、他の生徒と会話する機会がないようです。もしかしたら、そういう機会をほっしているのだろう、と考えています。だからこそ、家庭でしかできないことをやって、少しでも人とつながる方法を伝えていければと思いました。

 ちなみに、この話題のアニメは、細井守さんも関係していました・・・・。