かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

スクールロイヤー・・・

本日のBookCafeは、神内聡さんの「学校弁護士~スクールロイヤーが見た教育現場」を参考図書として行いました。この著者の方は、日本で始めて法曹資格を持つ教師。そして、学校現場に詳しい弁護士としてスクールロイヤー活動を行っている方です。

 

 この本では、幾つかの具体的なケーススタデイーが書かれています。特に、今回の提案者の先生はその中から、「いじめのケースでは、加害者の子どもを転校させることはできない。そのため、被害者の子どもが転校せざるをえなかった。」という事例や「授業中うるさいからといって退出させることはできない」といった事例などの5つ取り出してクイズ形式で進めてくださいました。参加しながら、過去自分は「アウト」のことをやっていたかなぁ・・・。まだ、法律がわかっていないな・・・・。さらに、知らないで仕事をする怖さも感じました。

 ブレイクアウトルームでは、「授業妨害をしている生徒を退出できなければ、他の授業をする生徒の権利はどうなるのだ」…という事になり、そういう時にはスクールロイヤーの存在があると助かるし、教師も後ろ盾ができるので、自信を持って指導できるなぁと思いました。ただ、生徒との関係性ができていれば、そんなにこじれない・・・ということも話題に出ました。

 多様な子ども、多様な保護者、そして多様な教員がいる学校で、今までと同じことが通用しなくなっていつことは事実。ある程度線引きが求められるので、「法律」という基準も必要になってくると思います。また、今後この世界で生き抜くためには、自分で自分の身を守ることを考えておくという事も大切なんだ・・・ということを改めて感じました。

 今日でこの本を理解できるわけもなく、引き続き学んでいくことの必要性を感じた今日の読書会でした。

 ありがとうございました。教育って割り切れない所もあるよなぁ・・・・。