かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

中学3年生の授業での「問答」・・・

私は中学1年生だけでなく、中学3年生の授業も受け持っています。定期的に「問答」ができるようになってきました。特に今の時期はテストに関する質問がありました。

 以下のような内容です。

○ 満足いくような点数が取れるか心配 →具体的に何点が満足なのかを考えること。前回の定期考査の点数と比べて自分で決めると、不安が減ります。

○ 社会の内容を覚えるのが難しい → 友達にどうやって覚えているかきいてみるのがいいんじゃない。今はYouTubeもあるし。自分の声を録音して、覚えるのも手かも・・・。

○ 面接のとき、緊張して言葉も何度も噛んでしまうのが心配→緊張するのは、悪いことではない。それよりも、「自分が何を伝えたいのか」をしっかりまとめておくことが大事。話す練習をたくさんすればいい。だから、この授業をしていれば話す練習になるよね。

○テスト勉強をしてると、他の教科のことを考えてしまう→ 人間は二つのことをいっぺんに考えることは難しいから、それは非効率。だから、目の前のことに集中するようにしてごらん

○頑張れなくなってきました→大人でもずーっと頑張ることはできない。ゴムと一緒で、いつもピンと張っていたらいつか切れてしまう。だから、休むこと事も大切だし、リラックスする方法を自分で考えることも大切。ちなみに、私のリラックスする方法は、ジムで走りながら映画をみること。そのあと、お風呂にゆっくりつかること・・・。家族で話をする事かな・・・。

 

 他にもありましたが、「不安」との向き合い方のような質問が多く見られたので、最近読んでいる本の内容を、さもわかっているかのように話をしました。

 

 人間は「ないこと」を探すクセがある。だから、勉強をやっていても「できない」「わからない」・・・「~ない」ということが目についてしまう。そうなると、もっと「ない」を感じることになって不安が大きくなる。それよりも、「ある」を探してみると、自分の「できる」「わかる」に目が向くようになる。そうなると、不安はなくなりはしないけど、減るよ。「ある」を探すクセをつけてごらん・・・。

 

そんなことを話しをしてから、『学び合い』をしたわけですが、「「ない」を考えないで「ある」を考えるようにしよう。」という、お互い励まし合いながら進めている声が聞こえていました。徐々にですが、中学3年生でも問答文化を浸透させていこうと企んでいます。

休み時間になっても、残ってやっていました・・・・。