かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

【学校と組織開発③】

【学校と組織機開発】オンライン研修報告

<みんなで進める職員室づくり ~しなやかなマインドセットを身につけよう~>

 

 この日の内容は、学校という組織を、「しなやかさ」という言葉を拠り所にして「働きたいと思う職場にするために」どんな実践で変化に至ったかという2名の講師の先生による講義でした。共通になっている考えは、「自分たちで決めて、自分たちでつくる職場をつくる」。そのための具体的な実践と受け取りました。印象的だったものを述べようと思います。

 

① 「定時退校」をするために、ポジティブアプローチという手法を用いたということ。これは、マイナスに注目するのではなく、プラスに注目しながら解決するという方法。

② 「学校評価」を活用して、「職務自律性」を実感できる仕組みづくり。管理職が信じて任せて支え、職員に対話を通じて決める、サーバントリーダーシップの紹介があった。

③ 4月1日に、教育目標をはじめ、ビジョンに関する問いについて、もともとその学校にいる先生と異動された先生、新規採用者とのフラットな対話をする機会を設けている。

④校長室や職員室のデザインを工夫して職員が話しやすい場を設置。

⑤「健康」、「心理的安全」、「自己決定」を大切にして、意識的に職員室の雰囲気を新鮮にしている。特に、心的安全について、誰もが意見を言える組織づくりの風土づくりの必要性を感じました。

⑥ 自分で選択・決定し自分で変えていく時代。できない理由を環境のせいにしないで、自分がやりたいことを、周りを巻き込んでやればいい、そういう選択肢があるということ。

 

 組織を変えるためには、まずは全員のベクトルを合わせること。それは、フラットな対話からはじまり、信頼関係を築き、徐々に周りを巻き込み、成功体験を重ねることで徐々に整ってくると感じました。

 また、「今の職場で自分は何がしたいのか?」という問いを、私自身に与えられた気がしました。