かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

自分たちで問いをたてるようになってきたんだなぁ・・・

 最近は、授業の中で課題を生徒がやっている時の生徒のつぶやきを聞くようにしています。そのつぶやきで、つい最近「へぇ~」と感心したことをがありました。

中学校3年生「三平方の定理」の授業のことです。

 直方体の対角線の長さを求める問題と正四角錐の体積を求める課題がありました。
 私は、軽く説明をして課題を与えました。課題を黙々とやっていて、しばらくすると生徒が動き出します。その時、①空間図形の対角線は、どうやって決めるのか  ②正四角錐の頂点から底面の対角線の交点を結んだ線分が高さとなっているが、その線分と底面が垂直だということがどうやってわかるんだ・・・みたいなことをつぶやいているのです。

 あまり授業では触れられない内容ですが、本質を問う「問い」を生徒自身がたてているのです。特に①については、私が、「直方体の対角線は何本あるんだろうね?」と全体に対して、問いを発したところ、色んなグループで意見が異なったもんだから、ニコニコしながらその様子を見ていました。ま、結果的には4本ということで一致したようです・・・。そんなことで、問題を解きながら自分たちで問いをたてるようになってきたんだなぁと、感心した授業でした。
 説明しなくてもうまくやっているんだなぁ、子どもは有能ですね・・・。