この夏に、息子がひまわりの鉢を持って帰ってきました。そのひまわりが今日咲きました。息子は大喜びです。そんな姿を見て私も大喜びです。
こんなことがありました。息子は、毎日水をあげていましたが、ある日水をあげたとき、「もう！全然、成長してないんだけど、いつになったら花咲くの？」となかなか咲かないひまわりに怒っていました。
その言葉を聞いて、私は、「映画（となりのトトロ）じゃないんだから、そんな早く成長しないよ。」と言いました。生き物が成長するには、時間はかかかるということを自分の経験をもとに、息子に伝えたかったのです。
とはいうものの、私もその時の息子の気持ちとになることがあります。家庭でも職場でも、自分が何かをしたら、すぐ相手は成長（変化）するものだと思ってしまうのです。これは、世の中の流れの影響かなと感じました。効率化をはかるために、無駄な時間をなくしてしまうことがよいことである傾向があります。だから、「待つ」というのは、マイナスのイメージがついてしまっているのかなぁとも感じました。
ただ、長い年月をかけて、苗木は大きな木に成長します。長い年月をかけて、人は成長します。実際は、時間がたっているので昨日と今日は違うわけですが、変化が表に出てくるのは時間がかかるんですね。適度な環境や刺激を与え、それを見守る余裕を持てるようにしたいなぁと
感じました。
