かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

未来の先生ホーラム2024 振り返り・・・

先日行われた未来の先生ホーラム2024リアル をオンラインでの受講しました。

 

その中で、赤坂真二先生の「これからの学級経営を考える」を拝聴しました。たくさんの本を執筆されており、本で学んだことはありましたが、実際にライブで(オンラインですが)講義を受けるのは初めてでしたので、楽しみでもありました。

 

現状の学校の課題から、学級経営の重要性について述べられていました。その中で、学級経営のイメージを、「車」をイメージして説明されており、「なるほど」と納得です。「高性能な車(授業)であっても、悪路(不整備な学習環境)ではうまく機能しない。学級経営は、その「道路整備」に相当し、良好な学習環境を整えることが授業の効果を高める。」ということ。

 そして、保護者や生徒との関係がうまくいかなくなると、教員が休職や辞職に追い込まれる。だからこそ、計画的なサポートが求められ、「学級経営のカリキュラム化」についての話を、いくつかの学校改善例を挙げながら説明されていました。

 

以下が個人的に学んだ内容です。

〇 我々の脳は自尊感情が傷つくことを全力で阻止するシステムを持っている臓器であること。だから快感を味わいたい。だから快感がないと、我慢できないし、努力もしない。だから、学校は暖かな環境でなければならない。

〇 「やりがい」のある学校とは?時短をして給料を上げればやりがいが上がるのか。教員は外的報酬ではなく、内的なもの。自己決定、クリエイティビティー、創造性が保証されたときやりがいをかんじる。

〇 学校に癒しがない。それが問題。せめて子どもの言ったことに笑ってあげるくらいがいい。

〇 良好な人間関係は健康と幸福にプラスの影響

〇 「いたわる」は、人をストレスに強くする。優しくすることで強くなる。そういうのも子どもたちに味わってもらいたい

〇 優しいクラスと冷たいクラスがあるのは、認知的共感が狭いから。だからクラス会議で、関心の輪を広げていこうということ。

〇 学校は、「やれることをやっていない」し、「やるべきことをやっていない」。

 

所々にでる赤坂先生のギャグに癒され、そして講義中15回以上、隣の人と対話をする機会を入れており、「共感」を感じさせるような講義の進め方をしていました。学びの多い内容になりました。ありがとうございました。