かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

中学生で企業説明会・・・

 本校では、本来中学1年で職場体験をすることになっています。ただ、コロナの関係で、今年度は区内の企業25社を招いて、職場体験の代わりに、中学校版企業説明会を行うことにしました。この企画は、前例がなかったので、主任や管理職と相談をしながら進めました。イメージ的には、大学生向けに行う企業説明会のミニ版です。

 

 ねらいは職場体験と同様に位置づけ、方法は、1コマ30分の説明を3回話を聞く形にしました。生徒には興味のある業種の希望票をとり、希望の業種が含まれるように振り分けるのです。まぁ、企業様の方々には3回同じ話をしてもらうことになるわけです。内容は、会社概要・仕事内容について(教室などでできるような体験も)・その職業につくのに必要な技術や能力など・・・、そして「大人って楽しい。」ということを伝えてくださるようお願いをしました。

 

 実際やってみて、これはありだなぁと思いました。25社が一斉に説明をするので、1企業につき4人から5人のグループになります。そのため、すべての生徒に対話する機会があり、そして、色んな大人と接するのです。だから、質問もするし、お互いの熱量も伝わりやすいですね。

 

 あっという間に3回の説明が終わり、最後に閉会式を行いました。いくつかの企業の方と簡単に挨拶をしましたが、「真面目に話を聞いてくれました。」「質問がとても鋭いですね」・・・など好印象でした。また、企業からのアンケートの中に、「将来の人材を確保するためにも、私達企業としても大変良い機会でした。今後も学校行事へ積極的に貢献したいと考えます。」と記載されていました。

 

 学校側としても、企業側としてもWin―Winですので、キャリア教育の位置づけとして、うまく本校のカリキュラムにのせられないかなぁと主任と相談をする予定です。既存の枠にとらわれず、目的にずれない程度に色々とやってみるのもいいものです。

 

生徒の感想も楽しみです・・・。