かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

たかが「手袋」だけど・・・・

 昨日は、息子と娘と一緒に秋葉原アニメイトに行くことになりました。土日はあまり外出しない息子が、珍しく「アニメイト行きたい」と主張をしたので、案内役として娘も一緒に連れていきました。

 私の頃は、秋葉原は、電化製品やパソコンなどの電気街というイメージでしたが、今ではマンガ・アニメ・フィギュアなどのポップカルチャーの町に変わっていました。日本語だけでなく、英語、韓国語、中国語などが結構聞こえてきます。そういう意味では、世界的にも注目されているということがよくわかりました。

 

 土曜日ということもあって全体的に人が多く、アニメイトはさらに混雑。フロア自体も狭く、エレベーターは渋滞しているので、6階まで歩いて上がる羽目に・・・。そんな私を横目に、娘は、目をキラキラさせながら物色。息子は、お姉ちゃんと一緒に行動。そんなこんなで、各フロアを十分に堪能して、帰ることになりました。

 

 ところが、息子が家の最寄りの改札のところで、何やらカバンの中を探しています。「どうしたの?」と息子に聞くと「手袋が片方ない・・・。きっと、落としたんだ・・・・。」と泣きながら私をみました。「どうしたい?」と聞くと、「一緒に探して。多分アニメイトに落としたんだと思う・・・。」というもんだから、即、アニメイトに連絡をしました。そしたら、なんと、落とし物として届けられていたのです。

 

 息子と2人で、再びアニメイトに向かい、無事、落とした手袋を店員さんからもらいました。「ありがとうございました。」と店員さんに伝え、その帰りの電車で、息子はジーっとその手袋を見ているのです。そんな、息子に「見つかって、よかったね。」と伝えると、「うん。」とむちゃくちゃ嬉しそうな顔で返事をしました。聞くところによると、1年生からずーっと使っていたようで、愛着があったということです。

 

私にとっては、「たかが手袋くらい・・・」と思っていましたが、息子にとっては、「大切なもの」の一つだったんですね。

 

 しかし、見つかってよかったなあ・・・。それを拾ってくださって人にも感謝ですね。ほんとに、よかった、よかった。