かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

そっとすることを覚えました・・・

 1月も後半に差し掛かると、来年度の教育計画の準備を具体的にしていくことになります。年度末反省と来年度の学校経営案をもとにして作成です。今年も教務という立場なので、管理職をはじめ他の教員と対話をして調整することが多くなります。

 

 年齢のせいか、対話をしていくと、その人が何を大切にしているのか、どのような考えなのか、がよくわかります。全体のことを考えての意見なのか、それとも、自分中心の意見なのか、チャレンジなのか、それとも、前年踏襲なのか。さらに、相談なのか、共感を得て欲しいのか。

 

 2・3年前までは、そのような全ての人に対し、「粘り強く話をすればわかってもらえる」なんて思ってやっていました。ところが、分からない人はわかってくれないことが多くて、悩みが増えて疲れてしまったんですね。だから、この時期は憂鬱でした。ま、原因は、「人を変えよう、説得しよう」と思っていたからです。

 

 でも、「他人は変えられない」ということが腑に落ちた昨年からは、話をしても分からない人に対しては、「ま、いいか」と思って、そっとすることを覚えました。距離をとることを覚えました。そして、困っている人や相談してくれている人には、誠意をもって対応するようにしました。そんなことだから、今は、悩むことなく、楽に生活ができるようになってきています。

 

 ま、分からない人に時間を使うのであれば、分かっている人に時間を使う方が、何百倍も得ですしね・・・・。そんなことすら考えることができるようになりました。