「GIGAスクールを成功させる教師の言葉かけ」の読書会に参加しました。
色々な会でGIGAスクール構想については、考える機会もあったり、いくつかの本も買ってはいました。ただ、予想される具体的な場面に対する言葉がけが例示されているのは、この本以外に見たことがありません。そういう意味で、自分が端末を使って指導するときの、参考書として使えるなぁと感じた本です。
私のグループで話題になったのは、
〇一人一台タブレット配ったんだから、無理矢理にでも実践を作るよう指示がある
〇教員による温度差がある
〇学校によって環境が異なる
〇小学校と中学校とでも温度差がある
といった内容です。
やはり、タブレットは学ぶ手段であって目的ではないから、必要であれば使えばいいと思いましたし、教員も、トライandエラーの気持ちでどんどん使えばいいかなと改めた感じました。まぁ、正解は10年後くらいにわかるのでは・・・。
また、学ぶためには、脳をしっかりと使わないといけないということ。タブレットを使用することで、別のところに脳みそを使うように子どもに気づかせる教育もこれから必要だということ。そして、「知識」の定義が過去と今では異なっていることも具体例を使って説明をしてもらったのは、こういう会に参加したからだなぁと嬉しく思いました。
『学び合い』の視点からだと、「個人」ではなく「集団」を動かすにはどうしたらいいのか、人とどのようにつながっていけばいいのか(得である)・・・ということの語りの例が書いてあります。それを自分の言葉に落として、子どもたちに語れるようにしていくこともできると感じました。
読めば読むほど、新しい気づきがある本だと思います。「一人で全部理解できなくてもいい」、「わかる人とつながっていればいい」そう思いながら気楽に本を読めるようになったなぁ、と妙に落ち着いて参加できた会になりました。
また新しい人とのつながりもありました。ありがとうございました。