かないの塒

日々の生活のなかで、気づいたこと、感じたことなどを書いていこうと思います。

「有能」と「無能」・・・

 4月1日から新学期が始まって、なんだか急に忙しくなった感じがします。そんな中、ある本を読みました。 ローレンス・J・ピーター, レイモンド・ハルローレンスの「ピーターの法則」です。ピーターの法則とは、「 階層社会では、すべての人は昇進を重ね、おのおのの無能レベルに到達する。」というものです。

  この意味は、あらゆる階層社会(組織)では、有能な人は昇進する。そして新しいポジションでさらに有能であればさらに昇進する。そして、そのポジションで無能ならそこに留まる。有能であれば昇進し、無能なら留まる。つまり、人は無能になるポジションまで昇進するということ。そして、やがてあらゆるポストは、職務を果たせない無能な人間によって占められる。仕事は、まだ無能レベルに達していない者によって行われる。

 「働き改革」の実現に向けて、厚生労働省が掲げていたり、職場でも取り組んでいきましょう、とはなっています。でも、一人一人が自分の人生を生きるためにどんな働き方の選択をするのかは、自分が選択するべきですよね。視野を広く、自分自身のことを考えさせられた本です。明日は始業式、その次の日は、入学式・・・いよいよ新学期ですが、今後の自分の働き方について、また、自分の「人生のゴール」はどこにあるのか、を考えさせられた本でした。その他にも、「なるほど!」と思うことも多々ありです。

 読み終わった後、「無能であるからゆえの無能さを楽しみたい」と、自分らしからぬ言葉がでてきました・・・・。

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